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耳鼻咽喉科

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耳鼻咽喉科専門医により、耳・鼻・のど・顔面の疾患を広く扱っています。

専門外来
補聴器外来 第1・2・3・4 水曜日  11:00~(完全予約制)
学童外来 毎週水曜日 14:30~16:30

ごあんない

耳疾患

小児における難聴は言語発達に影響すると言われています。新生児・小児難聴を早期に発見し、適切な方針決定が行えるように心がけています。
突発性難聴と呼ばれる原因不明の急性難聴があります。一般的なステロイド治療のほかに、当院では高度難聴の患者には高気圧酸素療法をおこなっています。また初期治療で聴力の改善が乏しい場合はステロイド鼓室内注入を行うことがあります。
真珠腫性中耳炎は鼓室形成術と呼ばれる手術治療が中心になります。安全確保のため症例によってナビゲーションシステムを併用して手術を行っています。
補聴器が必要な患者には純音聴力検査、語音聴力検査、音場検査、補聴器特性試験装置などを用いて可能な限り本人にあった補聴器の調整を繰り返し行っています。

鼻疾患

アレルギー性鼻炎は内服薬、点鼻薬などの薬物療法が中心になります。薬物療法で効果を認めない場合や、薬物療法で効果を認めても薬物の中止で症状がすぐに悪化する場合などが手術適応になります。当科でのアレルギー性鼻炎の手術は下鼻甲介レーザー手術や下鼻甲介粘膜下組織切除術などを行っています。
副鼻腔炎は内視鏡を用いた手術を行っています。副鼻腔は目や脳に近接しており中耳手術と同様に、症例によってはナビゲーションシステムを併用して手術を行っています。

咽頭疾患

口蓋扁桃摘出術・アデノイド切除術は以前から行われている手術であり、現在でも最も行われている手術の一つです。手術適応は繰り返す扁桃炎の場合や、いびき・睡眠時無呼吸の原因になっている場合などです。小児の睡眠時無呼吸は発育成長に影響を与えると言われており口蓋扁桃摘出術やアデノイド切除術によって無呼吸の改善が期待できます。

喉頭疾患

声のかすれの原因は、声帯ポリープやポリープ様声帯、喉頭癌、痙攣性発声障害など多岐にわたります。最新の電子スコープの導入でより詳細に観察することが可能となっています。また言語聴覚士とともに発声障害の治療を行う場合もあります。NBIシステムが付属した最新の電子スコープが耳鼻科外来の診療室3部屋全てに設置してあります。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸が昼間の眠気に関与していることは以前から言われていますが、高血圧、不整脈、糖尿病、脳梗塞などの病気にも睡眠時無呼吸が悪影響を与えることがわかってきました。口腔鼻咽喉頭の診察によりいびきや無呼吸の原因になる部位はどこかを推測します。終夜睡眠ポリソムノグラフィーをおこない無呼吸の頻度や無呼吸のタイプ、睡眠状態などを調べます。治療として鼻や咽頭手術、口腔内装置の作成、nasal CPAPなど、患者さんのごとの適切な治療方針を決定していきます。

誤嚥

高齢化社会において誤嚥をきたす人は増加しています。嚥下透視や外来で電子スコープを使いながらとろみをつけた水やゼリーなどを飲み込んで嚥下の評価を行っています。また飲み込みの動画を保存しており、定期的に口腔外科医などともに嚥下の評価を行いチーム医療として誤嚥対策を行っています。

頭頸部腫瘍

聴器(耳介、外耳、中耳)・鼻・副鼻腔・咽頭・喉頭・口腔(舌など)・唾液腺・甲状腺・頸部腫瘤などの良性・悪性腫瘍の診断・治療をおこなっています。
悪性腫瘍には手術、放射線治療、化学療法を行っています。最新の放射線治療装置を用いた強度変調放射線治療が行えるようになり、治療成績の向上や合併症軽減が期待されます。
岐阜大学附属病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科との連携も行い、岐大病院への紹介や当院への岐大医師招聘による手術治療も行っています。

医師の紹介

耳鼻咽喉科部長
髙橋 洋城 たかはし ひろき 【H13年卒】
所属学会 日本耳鼻咽喉科学会 専門医・指導医
補聴器適合判定医
日本静脈経腸栄養学会

医師
近藤 大惠 こんどう だいけい 【H30年卒】
所属学会  
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