後期臨床研修(レジデント)制度
縦割り医療、ストレート研修、早期の専門医教育などの従来の研修制度が問題となり、平成16年4月から臨床研修(初期研修)が必修化されました。この制度により、2年間をかけて必修科にてプライマリケアを中心に、厚生労働省提案の基本的な診療能力の修得を目標に研修を行うことになりました。
しかし、医師の研修としては、現在の医療水準、患者のニーズから見て、2年間の研修では医療の専門性に十分応えることは出来ません。したがって、初期研修での総合的な診療能力を基本に、専門性を修得した医師の育成が必要となります。この目的のために、医師の後期研修を充実させるシステムとしてレジデント制度が必要となります。
平成30年度 後期臨床研修
平成30年度から、19の基本領域のうち1領域(内科)で基幹施設となり専門研修を開始しました。
内科領域
募集予定専攻医数:5名
高山赤十字病院 内科専門研修プログラム(PDF)
その他の領域
下記の基幹施設の連携施設として研修を実施します。
領域 | 基幹型施設 | ホームページ |
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整形外科 | 岐阜大学医学部附属病院 | https://www.hosp.gifu-u.ac.jp/ |
県総合医療センター | http://www.gifu-hp.jp | |
外科 | 岐阜大学医学部附属病院 | https://www.hosp.gifu-u.ac.jp/ |
名古屋第二赤十字病院 | https://www.nagoya2.jrc.or.jp | |
脳神経外科 | 岐阜大学医学部附属病院 | https://www.hosp.gifu-u.ac.jp/ |
泌尿器科 | 岐阜大学医学部附属病院 | https://www.hosp.gifu-u.ac.jp/ |
小児科 | 岐阜大学医学部附属病院 | https://www.hosp.gifu-u.ac.jp/ |
産婦人科 | 岐阜大学医学部附属病院 | https://www.hosp.gifu-u.ac.jp/ |
名古屋第一赤十字病院 | http://www.nagoya-1st.jrc.or.jp/ | |
耳鼻咽喉科 | 岐阜大学医学部附属病院 | https://www.hosp.gifu-u.ac.jp/ |
眼科 | 名古屋市立大学病院 | https://w3hosp.med.nagoya-cu.ac.jp |
皮膚科 | 岐阜大学医学部附属病院 | https://www.hosp.gifu-u.ac.jp/ |
平成29年度後期研修プログラム
目的・目標
初期研修修了後、医師が希望する診療科において専門医を育成する。当院が置かれている地域性を考慮し、専門性のみならず総合診療ができる医師を育成する。
1)希望診療科および関連する学会の専門医を取得する。
2)救急外来の診療を行い、総合的診療能力を高める。
3)初期研修医の指導ができるよう修練する。
制度の概要
資 格 | 初期臨床研修を修了した医師、及びそれに準ずると認められた医師 |
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募 集 | シニアレジデント、チーフレジデント共に全国公募とする |
期 間 | 4~6年(シニア・チーフレジデントを分けて研修することは可能) シニアレジデント; 3~4年 専門医取得準備期間 (内科医においては認定内科医取得を含む) チーフレジデント; 2~3年 専門医取得期間 |
研 修 | 臨床研修管理委員会にて認められた他の協力病院においての研修は可能 期間は診療科のプログラム等を考慮し検討 |
評 価 | 各段階で評価し、到達目標に達した場合修了証書を授与する |
修了後 | チーフレジデント修了後優れたものにおいては、臨床研修管理委員会が各診療科と協議し病院長に常勤医として推薦する |
診療科での研修の概要
選択した診療科関連の学会認定医・専門医などの資格取得が可能なプログラムに沿い研修をする。
- 認定内科医・内科専門医
- 消化器病専門医
- 内分泌代謝科(内科)専門医
- 糖尿病専門医
- 外科専門医
- 小児科専門医
- 整形外科専門医
- 脳神経外科専門医
- 脳卒中専門医
- 泌尿器科専門医
- 産婦人科専門医
- 耳鼻咽喉科専門医
- 皮膚科専門医
- 日本赤十字社認定研修医コース高山赤十字内科後期研修
(内科・消化器科・循環器科・呼吸器科)
レジデント制度の担当部署
・募集について:職員課
・研修内容全般について:教育研修課