研修の概要
名称
高山赤十字病院臨床研修プログラム
理念
医師としての人格を涵養し、将来の専門性にかかわらず、医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、プライマリケアの基本的な診療能力(態度、技能、知識)を身につける。
臨床研修の目標
当院は昭和56年2月に臨床研修病院に指定された。当初より研修医には幅広い臨床能力を修得し、日常よく遭遇する疾患に対するプライマリケアができることを目標にしてきたが、今後もこの姿勢を継続する。研修医時代に医師としての基本が形成されることから、臨床能力のみならず人格の涵養も大切とし、人間味ある臨床医を目標にしている。
病院長より
当院はもうすぐ創立100周年を迎える歴史ある病院です。飛騨地域の中核病院として急性期医療を担い、地域住民から大きな信頼と期待を寄せられてきました。救命救急センターのほかに、回復期リハビリ病棟、地域包括ケア病棟、老人保健施設も併設し、超急性期から慢性疾患に至るまで、発症時からの一貫したプライマリケアを体験できます。
研修医は指導医のもと年間約3000件の救急搬送に副当直として対応し、多くの救急疾患を学ぶことができます。一方、病棟においては経験豊富な熱意ある指導医によるきめ細かい指導を受けられます。また、研修医による自主勉強会では、通常遭遇する病態・疾患についてプレゼンテーションを行い、他の研修医、指導医と活発な議論を行うほか、各部署の勉強会にも気軽に参加することができます。 このように年間を通じて学習機会が多く、充実した臨床研修を受けられるように積極的な支援を行っています。 外国人観光客が訪れる飛騨高山はインターナショナルな活気に溢れ、美味しい郷土料理や温泉もあります。地域の魅力に触れながら医師としての第一歩を踏み出してみませんか。大いに歓迎致します。
院長 竹中 勝信