バングラデシュ南部避難民救援事業 高山赤十字病院から看護師1名を派遣
2018年02月06日
高山赤十字病院では、日本赤十字社を通じ、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の要請を受け、白子医師に続き、馬場 淳(ばば あつし)看護師をバングラデシュ南部へ派遣します。
2017年8月24日以来、ミャンマー西部のラカイン州では暴力行為が相次ぎ、これまでにバングラデシュに逃れてきた避難民の数は今もなお増加しており、その数は68万8千人に上ります(1月27日国連発表)。過酷な環境下での暮らしが続くことは、目には見えませんが避難民のこころにも大きな負担となってのしかかっています。
日本赤十字社では、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の要請に基づき、9月16日にバングラデシュ南部へ先遣隊を派遣以降、地元の赤十字社と協働で仮設診療所での活動に加え、巡回診療やこころのケアを継続しています。
ミャンマーからバングラデシュへ キャンプ地の様子 仮設診療所での診察風景 逃れる人々
馬場看護師は平成30年2月16日から3月22日までの間、第5班の基礎保健ERU※(Emergency Response Unit)要員として、バングラデシュ人民共和国において、避難民等への医療救護活動に従事します。
2月5日(月)高山日赤で行った出発式にて、野中岐阜県支部事務局長と棚橋院長に激励され抱負を述べる馬場看護師。
現地での詳しい活動内容はこちら
※基礎保健ERU:WHOの基本プロトコールに従い、外来患者に対する小手術を含む基礎的な治療、母子保健、地域保健、予防保健、予防接種、栄養状況観察等のサービスを提供するユニット。医師、看護師、事務管理要員らで構成されており、最長4カ月間にわたり外部からの支援なしで保健医療活動が継続できるように、浄水器や発電機、テント、食料などを備えた資機材も併せて輸送します。